RTCビルダによるRTCの作成(テンプレート生成)
RTCビルダのパースペクティブを開いてプロジェクトを開始
OpenRTPの準備が整ったら、RTC Builderを使ってサンプルコンポーネントを作成していきます。
まずは、メニューの ウィンドウ(W) → パースペクティブ(R) → その他... を選択し、
RTC Builderのパースペクティブを開きます。
RTCビルダを開いたら、下図の赤丸のアイコンを押下し新規プロジェクトを開始します。
下のようなダイアログが開きますので、プロジェクト名(P) を入力し 終了(F)を押下します。
RTCビルダでプロジェクトを開始すると、初期画面では下図のように基本のタグが表示されます。
基本情報の入力
基本タグでは、RTCの基本情報を入力します。入力すべき個所は、赤字で指定されてる部分(モジュール名、パージョン、ベンダ名、モジュールカテゴリ)です。
各項目を入力してください。
アクティビティの設定
次に、RTCのアクティビティを設定します。タブの下にあるアクティビティをクリックします。
通常、多くの Data Flow型のコンポーネントの場合には、onActivated, onDeactivated, onExecuteのアクティビティを持っていますので、これらを有効にします。
アクティビティの有効化には、該当するアクションコールバックをクリック後、アクティビティ名に表示されたら、ONを選択します。
データポートの設定
アクティビティの設定後、データポートの設定を行います。タブの下にあるデータポートをクリックします。
下図のようなデータポート設定タブでは、入力ポートと出力ポートの追加を行います。
入力ポートの追加には、左上の InPortの入力部分の Add を押下します。デフォルトでは、dp_nameという名前で自動生成されますので、選択後、適宜修正してください。
データポートのデータ型は、Detailでデータ型を選択してください。
ここで中止しなければいけないのは、現状(1.2.0-RC1)では、'TimedXXX'というデータ型を選ぶ必要があります。
開発言語の設定
サービスポートやコンフィグレーションに関しては、必要があれば各タブで設定して下さい。ここでは、スキップして、開発言語の設定に移動します。
開発言語の設定は、言語・環境 タブを選択して、使用する言語の設定を行ってください。RTCビルダでは、C++, Java, Lua, Pythonのテンプレートを生成することができます。
ここでは、C++を選択します。
RTCのひな型の生成
開発言語を選択した後は、作成するRTCのひな形となるプログラムコードを生成します。
基本タグに戻ってください。
ひな形のプログラムコードの生成は、コード生成の下の コード生成 を押下します。
コード生成が正常終了すれば、下図のようなダイアログが表示されます。
以上でプログラムのひな形の生成は終了です。