PicuntuOnMk908
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Androidスティック MK908にPicuntuを導入してみる

Rk3066のCPUが乗ったMK808およびその互換端末から最近はRk3188のCPUにメインストリームがシフトしているようです。このCPUを使った端末も最近は、1万円を切っていますので、その中の1つであるMK908にPicuntuをインストールしてみようと思います。

Picuntuについて

最近のアップでデートでPicuntuのバージョンが2.5にあがっています。このバージョンからSDカードがなくてもPicuntuがインストールできるようになったそうです。ただし、オフィシャルサイトからインストーラをダウンロードしてREADMEを読んでみると、MK802IVをメインに作業が行われており、他の端末では動作しない場合があるとのことです。
ということで、インストールには、十分気を付ける必要があります。

MK908について

MK908は、Rk3188というCPUを搭載したAndroid端末です。以前から使っていたMK808と比べるとメモリが2倍の2Gになっており、内蔵ROMも8Gになっていました。このMK908もMK808と同様にネットワークチップや作成時期によっていろいろなバージョンがあるようです。
取りあえず、MK908を入手することができましたので(オフィシャルにどのバージョンかはわかりませんが)、Picuntuを導入していこうと思います。
私の所持しているMK908ですが、箱にはRAMが2Gと記載があるのですが、実際にAndroidとPicuntuで確認したことろ899MBしか実メモリが認識できていませんでした。まだ、殻割りしていないので何とも言えませんが、1Gしか実装されていないような気がします…。(T_T)

準備

導入

設定

ネットワークの設定

まず、ネットワークに関してなのですが、内蔵の無線LANは、ドライバをインストールすれば、使用できるようになります。私の所持しているMK908では、
# insmod /lib/modules/rkwifi.ko.3.0.72+
でドライバをインストールすることができました。このとき、/etc/network/interfaces にwlan0のエントリを忘れずに記載しておいてください。
auto wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-ssid "SSID"
wpa-psk PASSWD
次に、ネットワークの動作チェックをします。
# ifconfig
を実行して、正しくネットワークアドレスが取得できているか確認してください。確認後、ping 等のコマンドでネットワークが正しく接続し出来ていることを確認しましょう。
MK908にインストールしたPicuntuは、管理者権限で操作しているときには問題ないのですが、デフォルトでは一般ユーザがネットワークにアクセスできなくなっていました。
例えば、picuntuというユーザでログインしてる時に
$ ping localhost
とやっても
socket: Permission denied
というメッセージが出力され、ネットワークにアクセスできません。これは、LinuxのカーネルにAndroid用のパッチがあたったままコンパイルされたカーネルだったためです。
自前でコンパイルできれば、CONFIG_ANDROID_PARANOID_NETWORKのオプションをNoにして再コンパイルすればOKのようですが、そうでない場合には、
# groupadd -g 3003 aid_inet
# usermod -G  aid_inet picuntu
のようにaid_inetというグループを作ってログインしたユーザ(picuntu)をaid_inetというグループに所属させなくてはいけません。
以上の設定を行えば、内蔵の無線LANでネットワーク接続ができますので、apt-get等でパッケージをアップデートと日本語化などを行ってください。

添付ファイル:Picuntu-2.5-for-MK908.zip