SawyerRTCの使い方
事前準備
SawyerRTCを使う前に、OpenRTM-aist-Python-1.1.2をインストールしておきます。
OpenRTM-aist-Python のインストールは、https://github.com/n-ando/xenial_package に公開されているdebパッケージを使いますが、git lfs が必要になりますので、事前にインストールして下さい。
OpeRTM-aistのダウンロードしたdebパッケージでインストールして下さい。
SawyerRTCのサービスポートの準備
OpenRTM-aist-Python-1.1.2のインストールが終了後、SawyerRTCのサービスポートのためにidlファイルをコンパイルします。
$ ./idlcompile.sh
を実行して下さい。debバッケージでOpenRTM-aist-Pythonをインストールした場合には、これで問題ないと思いますが、ソースコードからインストールした場合には、OpenRTM_aistのモジュールの場所が異なりますので注意してください。
以上で準備完了です。
SawyerRTCの起動
次にSawyerRTCの起動を行います。
$ python SawyerRTC.py
で起動します。SawyerRTCは、起動時にはROSノードは生成されていません。activateを実行時にROSノードと初期化を行いますので、activateする前に、Sawyerを intera sdkモードで起動しておいて下さい。
SawyerRTCの仕様
SawyerRTCのコンポーネント仕様は以下の通りです。
データポート
| 名前 | フローポート | データ型 | 説明 | 
|---|---|---|---|
| current_pos | InPort | TimeFloatSeq | 
現在の関節角 | 
| target | OutPort | TimeFloatSeq | 
目標の関節角 | 
| grip | OutPort | TimeOctet | 
グリッパの開閉 | 
サービスポート
| 名前 | 方向 | インターフェース | 説明 | 
|---|---|---|---|
| manipCommon | Provider | JARA_ARM::ManipulatorCommonInterface_Common | 
マニピュレータ標準インターフェース(COMMON) | 
| manipMiddle | Provider | JARA_ARM::ManipulatorCommonInterface_Middle | 
マニピュレータ標準インターフェース(Middle) | 
| sawyerMiddle | Provider | JARA_ARM::Sawyer_Middle | 
Swyer用インターフェース(Middle) | 
コンフィグレーションパラメータ
| 名前 | データ型 | デフォルト値 | 設定範囲 | 説明 | 
|---|---|---|---|---|
| vmax | float | 0.3 | 0< x <= 1.0 | 
各関節角の動作速度に対する比率 | 
| vrate | float | 2.0 | 
動作速度制御用のパラメータ | |
| accuracy | float | 0.01 | 
目標位置に対する精度 | |
| gripper_reverse | int | 1 | Array | 
グリッパの動作の反転 | 


