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リアルワールド・コンピューティング・プロジェクト
リアルワールド・コンピューティング・プロジェクト(RWCP)の実世界知能の研究の一部で事情通ロボットの開発を行っていました。
事情通ロボットとは?
1997年〜2001年までRWCP(次世代情報処理技術基盤開発事業)中で、電子技術総合研究所(現 独立行政法人 産業技術総合研究所)において研究開発が行われた、屋内移動型自律学習システムの1つ。
Nomadic社製のNomad2000およびXR4000をベースとして用い、視覚、聴覚、発話装置、レンジファインダ等を搭載し、屋内を移動しながら環境や人に関する情報を収集し、自律的に学習するシステムの構築することを目的としていた。
このシステムの目指すものとしては、
- 実環境情報収集ロボット
- 感覚、行動、知的計画、知識の集積の統合
- 総合的な判断が下せるロボット
- 学習によって人間と共存できるロボット (工場無人化のためのロボットではなく人間と対話し情報収集を手伝う知的エージェント)
であった。
新聞やテレビの報道では、「秘書ロボット」として、取り上げられた。
産総研へ組織改変以降に行った大きなデモ
ロボフェスタ2001
2001年11月16日(金)〜11月25日(日)にパシフィコ横浜において行われたロボフェスタ2001神奈川に出展いたしました。
非常にたくさんの人が来場され、大変でした。
RWC2001
2001年10月3日〜5日の3日間、東京・有明の東京ファッションタウン(TFT)において行われた「RWC2001最終成果展示発表会」、RWCプロジェクトの研究成果全体の展示・発表を行った。事情通ロボットもRWCプロジェクトの成果の1つとして、デモを行いました。発表会で使用した資料は、ここ。
- 【RWC2001に関する記事】
- AIST TODAY Vol1 10 【PDF】
その他の成果について
1998年4月から9月までの半年間、RWCPと共同研究を行っていたANU(Australian National University)に滞在しました。そのとき、ANU-ETL間で事情通ロボットの遠隔制御&遠隔プレゼンテーションを行い、The Australian に掲載されました。