Siwikiについて
Simple Wiki Based Contents Management System
Siwikiについて

Siwikiについて

Siwikiは、PHPスクリプトで書かれたWikiの実装の1つです。
整形ルールは、ほぼpukiwikiに準拠して作成していますが、このシステムでは、次のような特徴があります。

特徴

  • Pukiwiki準拠の整形ルール(一部拡張機能あり)
    Pukiwikiとほぼ同じ文法でコンテンツを記述することができますが、リストに関する記述方法が少し異なります。
  • 表示と編集のスクリプトを分離
    Siwikiでは、表示するスクリプトと編集、管理用のスクリプトが分離しています。また、コンテンツの設置場所も自由に選択することが可能になっております。
  • 他言語のWebページ作成のサポート(アイコンは日本語と英語のみ)
    Siwikiの開発の動機が、マルチランゲージ対応のWiki開発にありました。そのため、複数の言語で記載されたコンテンツ管理が楽にできるようになっています。しかし、右上の言語を表すアイコンは、日本、アメリカ、イギリスの3つしか用意していませんので、アイコンを別途用意する必要があります。
  • mod_rewriteを用いた静的ページ
    Siwikiでは、ご覧のようにmod_rewiteモジュールを使って静的なページとして見せることができます。
  • プラグインコマンドによる拡張
    programs/pluginのディレクトリにプラグインスクリプトを追加することで、あとからコマンドの追加をすることができます。
  • 外部HTMLファイルが挿入可能
    HTMLで記述されたファイルをアップロードして、そのファイルを挿入することができます。
  • 外部PHPスクリプトも挿入可能(セキュリティに注意!!)
    Siwikiの更なる拡張機能として、自分で作成したPHPのスクリプトをページの中に挿入することができます。挿入されたスクリプトは、HP上で編集することもできます。ただし、この機能を使う場合には、セキュリティホールになる可能性が非常に高いため、気をつけてください。
  • 編集履歴の管理とアクセスログ
    各ページの編集履歴は、Saveボタンで編集終了時に、そのコピーを作成して保存します。この履歴を現在のページと入れ替えることも簡単に行うことができます。さらに、独自にアクセスログをとっていますので、簡単なHPのアクセス解析を行うことができます。
  • ページ、カテゴリごとのメニューの作成
    Siwikiでは、左側のメニューを、ページごとやカテゴリごとに異なったものに設定することが出来ます。
  • 複数のサイト管理
    1つのSiwikiのシステムで、複数のサイトを作成することができます。これらのサイトの管理者は、個々に独立していますし、メンバーのみのページ作成も簡単に行うことができます。
  • Archive_TarまたはZipArchiveによるバクアップとリストア
    tar、zipのアーカイバを使ってコンテンツのバックアップとリストアを行うことができます。ZipArchiveを使う場合には、ZipArchiveのアーカイブ可能なファイル数がシステムのよって限界がありますので注意する必要があります。
  • ページ編集時の自動更新機能
    ページの編集時にのみ、Ajaxの機能を使って、自動更新する機能があります。自動更新は、編集時に、キーボードからの入力が一定時間なかった場合に行われます。この時間は、設定の項目にありますので、自分にあったタイミングを設定することができます。
  • その他の機能
    その他の機能として、Wordpressのテーマを一部利用することができます。全機能を利用することはできませんが、programs/lib/wp-theme.php を修正することで、対応することが出来ます。ただし、Wordpressのテーマでは、動作速度が低下することがわかっています。
    また、Sourceforge.jpで配っているupdate.tgzを利用して、システムのアップグレードを簡単に行うことができます。 (この機能については、まだ動作確認が終わっておりません)

Siwikiの動作環境とインストールの方法

必要なシステム

Siwikiは、PHPとapaheの拡張機能を一部使用しております。そのため、下記のものがインストールされている必要があります。
  • Apache と mod_rewriteモジュール
  • PHP4.3以上(Apacheの拡張モジュールであるphp5_moduleを奨励)
  • Archive_Tar(バックアップ、リストア、システムアップグレード機能に使用)
  • SQLite3 と PDOモジュール。PHP4.3の場合には、Sqliteモジュールを利用。
XAMPPを利用すれば、上記のシステムはすべて入っておりますので、簡単に利用することができます。
上記の動作環境は、最近のLinuxでは、簡単に導入することができます。また、少し古いディストリビューションでもOKだと思います。

インストール

SiwikiのシステムファイルをSourceforge.jpからsiwiki.tgzをダウンロードし、ドキュメントルートで解凍して下さい。
次に、Siwikiのディレクトリ全体をApacheから書き込みができるようにパーミッションを変更して下さい。
その後、Webブラウザからアクセスすれば初期設定が始まります。
初期設定の流れ
  • Step 1. 最初にシステムの設定を行います。これにより、.htaccessと.htpasswdファイルが作成され、システム管理用のBASIC認証用の設定が行われます。
  • Step 2. システム設定の次は、デフォルトのサイト設定です。コンテンツを置くディレクトリを設定します。この時に、最初に設定したBASIC認証を聞いてきますので、ログインして下さい。
  • Step 3. でデフォルトサイトの管理者を設定します。この管理者は、BASIC認証とことなるパスワードにしておくことを奨励いたします。
  • Step4. デフォルトのトップページを作成しますので、ご自由に編集して下さい。

WordPressのテーマの利用

Siwikiでは、WordPressのテーマとして作られた多くのテーマを利用することができます。WordPressのテーマを利用するには、テーマを展開後、Siwikiのインストールディレクトリの下のthemesの下にコピーしてください。
そのあと、管理メニューのをクリックして設定画面でテーマを選択することができます。
WordPressのテーマでは、多くの関数が使われており、Siwikiで定義していない関数が使われることがよくあります。この場合、テーマ変更後、PHPのエラーによりブラウザには何も表示されなくなります。
このような場合には、 etc/siwiki.conf を手動で修正する必要があります。そのため、WordPressのテーマに変更する前に、このファイルをコピーしておくことを奨励いたします。

動作を確認しているWordPressのテーマ

私の方で、下記のテーマで一応動作することを確認しています。テーマによってはユーザに修正させるものもありますが、それらに関しては自力で何とかするか、メールで問い合わせしていただければ対応するかもしれません。
  • Broval研究所様提供のテーマ
    • animal01
    • animal02
    • animal03
    • animal04
    • scene01
    • book
    • business05
    • business_10
    • save_our_planet
    • natural_01
    • winter_cookies
    • autumn_rain
    • oriental_lifestyle
  • WordPress Theme
    • Nitros
    • College Theme
    • BloggingPro
    • TDAge
    • Tis the Season
    • Redbook
    • One in a Million
    • Nightlife
    • Cutline-1.4 3ColumnSplit
    • Cutline-1.4 2ColumnRight

エラーはでないがまともに表示されないWordPressのテーマ

  • WordPress Simple CMS Free Theme
    • WSC6
  • BizVektorのテーマ(全く飾りがなくなります)